先輩の声
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栃木県出身。クリニック勤務を経て2020年入職。
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名古屋市出身。1997年入職後、准・正看護師の資格取得。
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愛知県出身。1995年入職。2018年に正看護師の資格取得。
いきなり精神科病棟に配属されて
不安でしたが、実際に働いて
イメージがガラッと変わりました。
中山 紀幸(なかやま のりゆき)
整形外科クリニックに3年半勤務後、結婚を機に名古屋へ。縁あって当院に2020年入職し、初めての精神科で奮闘中。一児の父。
父がクモ膜下出血で倒れたことをきっかけに医療に興味を抱き、看護師の道を選びました。夜勤を避けたくて、ずっと入院施設のない外来クリニックで働いていたのですが、結婚を機に名古屋市に転居し、縁あって当院に入職しました。以前は精神科病棟に少し怖いイメージを抱いていて、正直言うと、最初は不安だらけでした。ところが実際に働いてみると、とても和やかな雰囲気で、精神科へのイメージはガラッと変わりました。精神科の病気は、他の科と比べて、検査でも分からないことが多くあります。例えば、幻覚や幻聴にしても僕らには見えません。だからこそ、患者さんの小さな変化にも注意を払い、一人ひとりに合った対応や行動を取ることが大切で、知識が豊富な先輩方はそれが自然に身についています。さらに、病棟経験がゼロだった新人の僕に対しては、いつもやさしく丁寧に教えてくださり、おかげで職場にすぐ馴染むことができました。
病棟は外来と違って、患者さんとふれあう期間が長いので、自分が関わった患者さんの状態が安定したり回復したりする経過に喜びとやりがいを感じています。また、当院は鑑定入院も受け入れており、看護師として医療観察法鑑定に関わることができるのも魅力です。
今の目標は、先輩方からたくさん学んで、患者さんが「今どういう状態か」「どのような対応をすれば良いか」を的確に判断できるよう、知識と経験を積むことです。心電図なども読み取れるようになって、患者さんにしっかり寄り添える看護師になりたいと思っています。
以前はサーフィンやスキーに出かけていましたが、今は子どもが小さく夫婦で育児に追われています(笑)。職場には同世代の男性も多く、子連れで遊びに行ったりしています。
残業がほとんどなく、育児と看護を
両立しやすい。働くママたちと
協力しながら楽しく働いています。
笠原 真由美(かさはら まゆみ)
高校卒業後、当院に入職。働きながら夜間の看護学校に通い、准・正看護師の資格を取得。2022年から入退院センター主任。
高校を卒業してすぐ就職し、働きながら看護学校に通いました。2年目に准看護師、5年目に正看護師に合格し、育休・産休期間を除いても20年近くここで働かせてもらっています。最初の配属先は急性期病棟でした。「精神科ってどんなところ?」とまったく分からない状態からのスタートでした。午前中は病院、午後は看護学校、夜勤があれば夜も病院というハードな日々でしたが、周囲には同じような仲間もいて、何より仕事が楽しくてまったく苦ではありませんでした。当時は運動会、夏祭り、キャンプなど病院のイベントも多く、どんな内容にするかスタッフみんなで考えたり、患者さんと一緒にイベントに参加したりと、和気あいあいとした雰囲気の中でのびのびと仕事をさせていただきました。最近は患者さんの高齢化が進み、コロナ禍の影響もあってイベントはありませんが、仕事が楽しいことに変わりはありません。
看護師としてキャリアを積んでいくなかでステップアップの意識も芽生えました。当院は年2回まで無料で研修に参加できる制度が整っていて、他にも興味のある講義があれば自由に参加できます。やる気や向上心のある人にとって恵まれた環境だと思います。
プライベートでは3児の母です。残業がほとんどないので助かっています。私のように働くママも多く、職種を越えてお互いに協力し合って働けるのもありがたいです。2022年4月に入退院センターが誕生し、その主任に選ばれました。これからは入院期間だけでなく、患者さんの退院後までサポートできるような病院を目指したいいと思います。
2020年に家を建ててから、家族一緒に庭で過ごすのが一番の癒しです。仕事のことはできるだけ家庭に持ち込まず、休日はガーデニングやバーベキューを楽しんでいます♪
患者さんの表情が和らぎ笑顔がこぼれる。
看護師をしていて良かったと
感じる瞬間です。
出原 義之(いずはら よしゆき)
勤続25年を超えるベテラン。スキルアップのために正看護師の資格を取得してからは教育委員会メンバーになるなど、いっそう充実した日々を送る。
准看護師のときに入職したのですが、精神科は初めてで、職場の先輩にいろいろと教えていただきました。コロナ禍になる前はクラブ活動も盛んで、私はボウリングとダイビングのクラブに入り、クラブ仲間と旅行に行ってダイビングを楽しんだりしていました。仕事だけの毎日だとオンオフの切り替えも難しいものですが、クラブ活動のおかげで職場の人間関係も広がって、すぐに職場に溶け込むことができました。今は、存続する数少ないクラブの一つであるゴルフ部に入っています。
精神科病棟というと構える人もいると思います。でも、私にとっては看護師としてやりがいの大きい職場です。入院したとき「どうして自分がここに?」と険しい表情のまま、周囲の声にまったく耳を傾けない患者さんが、少しずつ表情が和らいで笑顔も生まれ、やがて会話できるまでに回復されるのは本当にうれしい。看護師をしていて良かったと感じる瞬間です。看護師としてさらなるスキルアップを目指して、2年間、通信で学び、2018年正看護師の国家試験に合格しました。これをきっかけに業務の領域が広がり、いっそう仕事に充実感を覚えています。
今興味があるのは訪問看護です。患者さんの高齢化や認知症の増加に伴って、訪問看護のニーズはこれから増えることは間違いありません。幸い、当院では、患者さんの要望に応えて早くから訪問看護を行なっているので、機会があれば経験を積んでおき、ぜひ患者さんやご家族の力になれればと考えています。
趣味のバイクもスキルアップを図って大型二輪免許を取得しました。愛車ハーレーダビッドソン(883cc)で走るのが至福の時間です!